応援こそしていたが、▲⑥コウエイアンカのサマーチャンピオン2着には大いに驚かされた。地元で58kg、59kgを背負わされていた馬(それでも堅実に走っていたが)、52kgなら裸同然……ということか。
当然、今回は人気を集めることになろう。しかし元来スタートに難があり、追い込み一辺倒でしか走れない不器用な馬でもある。前走もゲートはモッサリ。力は認めるが、馬券の軸に据えるには果たしてどうか。
この馬相手に3戦2勝の◉⑨ダノングッド。昨年の園田チャレンジCはスタートで外の馬に被せられ中団に後退、なし崩しに脚を使わされる勿体ない展開だった。10歳でも力の衰えは見られず、人気を落とすなら絶好の買い時だ。
割って入るなら○⑧エイシンビッグボス。東海桜花賞はゾーンに入っていたインペリシャブル相手に為す術なく敗れたが、2着馬とは0.1差。元南関OP馬サンロアノークや東海最強馬トミケンシャイリ(自滅した楠賞は度外視)と差のないレースが遠征競馬でできたとあれば、決して悲観する内容ではない。能検の動きもまずまずで、更に成長した姿を期待したい一頭。
地元前哨戦の園田サマースプリントからは1・2着馬が参戦。トップハンデ57.5kgを背負った(△△)⑤メイプルグレイトが2番手から楽々抜け出して貫禄勝ちを収めた。ベストは1230mだろうが、昨年摂津盃で2着の力を発揮できれば1400mはこなせていい。これに迫った⑩マリター、相変わらず善戦マンなきらいはあるが、前走のように終いまで集中力が続けば面白い。
あとは好調の②フーズサイドや④ビナサクセス、展開不利が続いた①ダノンジャスティスの変わり身があるか。