また帰ってきた激突競馬リーグのブログ

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2022/12/1 園田11R 園田金盃(重賞Ⅰ)

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【本紙・水上の見解】

『名馬は常に絶好調である必要はなく、ごく普通の状態にあればいい』ーー2020年ジャパンカップでの、競馬ブック・吉岡哲哉トラックマンのアーモンドアイ評である。新子師の言葉を借りれば「転入戦6割、姫菊8割」でいずれも勝利した◉⑥ラッキードリーム姫山菊花賞は勝負どころで一度置いていかれながら直線の脚だけで巻き返したようなもので、『ごく普通の状態』での連勝から更なる上積みがあって臨むこの舞台では否が応でも期待は高まる。変わらず強豪が揃い踏みだが、兵庫の頂点に最も近い存在であることは不動だ。

地元馬2頭に先着を許すまさかの不覚を取った○⑧ジンギも当然巻き返しに燃える。例年夏休み明けはズブいところを見せる馬であり、加えて園田では過去に経験のないレベルで厳しい競馬を強いられたレースであった。まだ衰えるような年齢ではないし、1番人気に応え続けたこれまでの走りが一度の敗北により否定されるものでもない。それだけに、前進の見込めるここは善戦ではなく、是非とも勝って「ジンギ健在」を示してほしい。

▲④タガノウィリアム姫山菊花賞2着はフロックでもなんでもない。主戦が腹を括った騎乗を見せられなかった摂津盃の方が本来の姿ではなく、マイペースで行けば今回も1着争いに加わることは容易いだろう。幸い何が何でもというタイプの同型は不在。ウィリアムと笹田Jに求められるのは搦手ではなく、正攻法で己の競馬に徹することだけである。

現実的に金盃で乾杯が叶うのはここまでの陣営だろうが、次点には果敢に古馬・男馬に挑む⑦クリノメガミエースを推したい。3キロ軽い斤量は当然有利だし、古馬B1格も前年同格・古馬と同斤量で4着のスマイルサルファーがおり、これを理由に印を下げる必要は無い。全国区でもまずまず戦える力を持っているのは確かだ。

その⑤スマイルサルファー、東海へ佐賀へ、ダービー馬の看板を背負って各地の重賞への遠征精神は大いに評価したい。しかし、地元の一線級を避けて戦ってきたとのイメージも拭えないか。とりわけ初対戦となるラッキードリームとの力量差は未知数である。昨年のこのレース、勝ったジンギとの着差は同斤量で6馬身3/4。1年でこの差は縮められるかどうか。

近走さすがに反応の悪さを隠せないエイシンニシパだが、金盃に限れば2着が4度もある。昨年もジンギとコンマ3秒差の2着。年齢的にも最後かもしれない得意舞台での変わり身があってもいい。

エイシンダンシャクは大崩れするレースこそA1でも少ないが、先行して粘りきれず中位の儘終わるシーンが目立つ。決め手勝負では重賞上位馬と渡りあうには厳しい。②アワジノサクラも前走こそ勝った中央馬が強すぎただけで仕方が無いものの、2走前は地元馬相手に負けすぎで強調材料を欠く。

⑨ケンジーフェイスは田野Jに替わって以降、このコンビで9戦6勝。元々中央新馬戦2着があり、その時の1・3着馬はいずれも3勝級に到達。錚々たる相手にどこまで勢いで通用するか。マイネル冠の2頭はコメントのしようがなく、中央6勝の実績が目立つマイネルユキツバキも転入戦の勝利以降ずっと下降線を辿っているようでは……

 

【トラックマン軍団のもう1頭推させて】

・調教の市川:◎⑧ジンギ=休み明けは動かないというだけが理由ではないが、姫菊の3着は持てる力を出し切ったようには映らず。今年もひと叩きして金盃メイチ

・実績の大屋:◎⑧ジンギ=ラッキーもニシパも名実ともに紛うことなきスーパースター。だが、この2年常に大本命の重圧を背負い、漸く解き放たれたジンギの底力信じる

・勢いの鳴海:◎⑥ラッキードリーム=層の厚い道営・南関で揉まれた力は本物だった。前走以上の好仕上げで、雪辱誓う他馬の目論見を蹴散らす「完勝」を!