また帰ってきた激突競馬リーグのブログ

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2022/12/21 園田11R 兵庫ゴールドトロフィー(JpnⅢ)

 

本予想の執筆中に、突然の訃報が報じられました。

 

若手のホープ、ファンの人気も高かった木本直騎手。

昨年終盤、今年の姫路開催にかけてのブレーク。

当時の勢いからすると、ここ最近の怪我や不調、後輩の突き上げから来る馬質の低下に葛藤もあったのでしょうか。

 

誰も味方がいない。

あまりに辛く、心が痛む最期の言葉でした。

謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。

 

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【本紙・水上の見解】

本紙予想の執筆に際して、私にはひとつのポリシーのようなものがあった。

どれだけ格の落ちる地方馬であっても、寸評はしっかりと書き記すべきである。

地方競馬専門といいつつ海外も中央も予想しとるやんけ通信への、底辺ブロガーのささやかなレジスタンスだった。

 

今回ばかりは、その信念を曲げざるを得ない。

 

 

さて、中央馬4頭、地元馬3頭、他地区遠征馬1頭、ババヲナラスクルマ4台にて争われる兵庫ゴールドトロフィーである。

 

2022年の西日本短距離戦線を名実ともに牽引してきた◉⑧イグナイターに敬意を表したい。東京ダート1600で新馬勝ちがあるとはいえ、やはり広い盛岡コースより慣れ親しんだ『いかにも地方競馬場』な小回りの方が力は出せそうである。ハンデも中央馬より軽い57kgなら手頃だし、背負いなれてもいる。不安材料があるとすれば、過去に経験のない大舞台での連戦と長距離移動続きでの見えない疲労が如何程か。過去に地方馬の優勝が一度もないという点も嫌なデータではある。

○⑨シャマルも得意な条件に戻って反撃を見込む。南部杯がこなせたからといって更に距離延長というのは、いくらなんでも無茶が過ぎた。前走チャンピオンズカップの最後100mは脚が無かったように映る。実力で測れば最右翼、コース形態もこなせて良さそうなのだが、中1週の強行軍、欲に溺れてここも取り逃す…なんてことにならなければ良いが。初来園あるある「スタートで致命的な出遅れ」も怖い。

▲①ラプタスの巻き返しも十分。かきつばた記念はハンデも厳しかったし、JBCスプリントもベストな条件ではなかった。名古屋との比較でイグナイターとの斤量差は1kg詰まるし、微妙にどの馬にもケチがつきそうな混戦と来れば過去2年3着・2着の実績を買う手もある。

近走の充実ぶりからはここでも通用しそうな(△△)③オーロラテソーロ。出走する中央馬中最軽量の57.5kgも魅力的だ。盛岡・大井と比較的大きな周回のコースしか地方経験が無く、コーナー4つの園田がハマるかどうかが本領発揮の鍵を握る。

リピーター・高齢馬の活躍も目立つこのレース、浮上してきそうなところでは△⑥サクセスエナジー⑩イルティモーネあたりか。特にサクセスエナジー、一線級が少ないここなら上位には来れるだろう。ただ前走佐賀で(ハンデ差大きいとはいえ)コウエイアンカにも敗れているし、その前の浦和も上位からは離されているあたり、流石の古豪にも衰えが見えてきたか。劇的な復活を遂げたイルティモーネは3年前の2着馬、後方9番手からの豪脚でデュープロセスを追い詰めた激走は語り草である。前走Vがフロックでなければ……思い出の舞台で「もう一発」があるかもしれない。

④オヌシナニモノは注目を集めた兵庫ゴールドカップが期待外れの大凡走。同じ条件のここは静観が妥当である。

 

 

【トラックマン軍団のもう1頭推させて】

・調教の市川:△⑤ハナブサ=パールプレミアまで出走枠が回らず、兵庫の副将格はこの馬に。近走は斤量も堪えたか。きっかけひとつで

・実績の大屋:○①ラプタス=園田初登場のシャマルに人気が集まるなら……。勝ち鞍全てがダート右回り1400mのスペシャリストの出番

・勢いの鳴海:▲③オーロラテソーロ=2走前盛岡で破った相手が特筆もの。小回りの内枠が嫌われ人気を下げればここが買い時か!?