また帰ってきた激突競馬リーグのブログ

じゃない方の激突競馬リーグ3+と、プロスピとかリアタイ競馬道とかやってるよ。

加藤陸次樹「どうすりゃいいんだ・・・」

敵地、平塚競技場で迎えた湘南戦
DFが軽量失点、打線も勢いを見せず惨敗だった
スタジアムに響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年は17位だな」の声
無言で帰り始める選手達の中、桜のエース加藤は独りベンチで泣いていた
セレッソで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今の広島で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」加藤は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、加藤ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」加藤は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、加藤はふと気付いた

「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ベンチから飛び出した加藤が目にしたのは、バックスタンドまで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにB6の応援歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする加藤の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「ムツキ、守備練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返った加藤は目を疑った
「ひ・・・寿人さん?」 「なんだ加藤、居眠りでもしてたのか?」
「も・・・森崎C.R.M?」 「なんだムツ、かってにカズさんを引退させやがって」
「水本さん・・・」  加藤は半分パニックになりながらアストロビジョンを見上げた
GK:西川 DF:水本 DF:千葉 DF:塩谷 MF:青山 MF:森崎和 MF:青山 MF:山岸 MF:ミキッチ MF:高萩 MF:加藤 FW:佐藤
暫時、唖然としていた加藤だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
石原からスパイクを受け取り、ピッチへ全力疾走する加藤、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチで冷たくなっている加藤が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った















冗談抜きで今のムツキはこんな思いをしているかもしれないから、
ファミリーのみんなは気持ちを汲み取ってあげてね。
あと、選手はむしろ被害者であって、真に悪いのはこの原因を作った鳥頭フロントだと思うよ。