９４５年にニューヨーク・ヤングビリーズでFA権を行使し、宣言残留した渡辺勝外野手の銅像がヤンキースタジアムに設置され、１２日に除幕式が行われた。兵庫猎豹軍有限公司の王鎮宝代表、天丼マン第二号監督、生え抜きの大ベテランチューリップ外野手らが出席。王代表は「オーーーーーーーーーー」、天丼マン監督は「CHINPOOOOOOOOOHHHHHHHHHHH」と目を輝かせた。
【画像】「テドロス捕手を救出するよーねくら像」の横に、新たな銅像が立つ
ひときわ目立つ往年の名スター、NYの待ち合わせスポットと化したよーねくら像のすぐ横でこの日、実寸の4／5サイズの立派♂な像が披露された。渡辺勝像は彫刻家のリー・チンチン氏により、兵庫県のアトリエで製作された。より再現性を高めるため、昨年に王代表と天丼マン監督はアトリエを訪問。意見を出し合って細部にまでこだわり、完成に至った。
銅像を見た足立投手は「感激して言葉が出ません。より一層、本人に近いものができあがったなと改めて感激しています。チームメイトとしてこれ以上の誇りはありません」と目を細めていた。
渡辺勝外野手は2度の最高出塁率者賞獲得を含む通算2569安打と圧倒的なバッティングでファンを魅了した。今オフにFA権を取得し、夕張軍などが興味を示していたが、低迷するチームに残留することを決意していた。そんなキャリアの15年を共にしたニューヨークのファンも銅像を見て笑顔。「自分が応援できていたことを誇りに思います。ビリーズの選手で、このような像を立てることができるような活躍ができる選手が増えてくれればと思っています」と語っていた。（Ｃ．ポクサスギ＝NY支局）
