【本紙・水上の見解】
ハクサンアマゾネスは強かった。今まで金沢でばかり使われていたのが嘘のような完勝劇であった。今年はいよいよGRANDAME-JAPANのタイトルを狙いに来ているのだろう。地元の読売レディス杯から秋桜賞、レディスプレリュード辺りを使ってくるようならタイトルの行方に注目だ。
亀田への手替わりから目下4戦3勝の③エナジーグラン。休み明けだが熱心に乗り込まれており、当地や小倉での好走歴からも小回りは合うのだろう。確実に終い一脚使ってくる決め手はこのメンバーなら脅威だ。昇級戦だが即通用していい。
⑬スマートリアンは前走不良馬場に泣いたが、その前の同条件で3着。改めて見直したい。同レースでやはり大敗の⑪クリノマジンも福島で良績あり魅力十分。
北九州短距離Sタイム差無しの3着だった⑧ストーンリッジは引き続き戸崎の騎乗で決めておきたいところ。⑦スリーパーダは前走鮮烈V。ここも折り合い次第だろう。
【大屋友紀奈のカク地コーナー】
夏競馬の楽しみといえば、やはり地方馬の中央参戦！函館2歳ステークスは残念ながら出走無しに終わりましたが、仕上がりの早さを武器に中央馬に牙を剥く若駒の出現に期待しましょう。
…⑫スカイコップス（牡4・[西脇]長南③・[兵庫]吉村①）父シルバーステート
中央5戦0勝。22.6.25東京芝16④。のち兵庫15戦6勝。前走がA1昇級初戦でイナズマテーラーの4着（2着パールプレミア＝'21若草賞・'23兵庫ウインターC・'23サマーC）。
4走前に指定交流競走に出走があり、11頭7人7着。芝馬であることを差し引いたとしても中央1勝クラス相手には歯が立たないのが現状の力量。吉村の出稼ぎを兼ねた、中央再転入を見据えた芝での試走と見るべきか。静観が妥当。
