本紙・水上の見解
26日園田9Rの3歳ABは兵庫ダービーの前哨戦。Dr.コパさんの愛馬ビキニボーイが人気に応えて大差勝ちを収めたが、気になるのはダービーに出走してきた際の鞍上である。吉村は1番人気の見込まれるスマイルミーシャに先約があるだろうし、ユースCで騎乗の田中学も同レースでベラジオソノダラブに竹村Jが乗ることでフリーだっただけ。Y原、A岡、O部らは果たして来園するのか。乞うご期待。
さて本紙史上初の日本ダービー予想である。重馬場の皐月賞を直線後方2番手からド派手に差し切った⑤ソールオリエンスの二冠ムードが漂う。中間も順調そのもの、直線の長い東京替わりもプラスだろう。鞍上は早くもエフフォーリアの忘れ物を取り返すか。
青葉賞組のジンクス打破に燃える②スキルヴィング。本命馬との勝負付けが済んでいないのは魅力だ。ルメールが皐月3着馬を捨ててこちらを選んだのも不気味に映る。
ドバイでも健闘した⑰ドゥラエレーデはいくらなんでも見くびられすぎ。本稿執筆時点で単勝オッズ34.7倍の7番人気であるが、このオッズで買えるなら狙ってみたい。
ダービーといえば外せないのは武豊、そして金子真人氏の勝負服。皐月賞で落鉄しながら3着奮闘の⑭ファントムシーフに⑦フリームファクシと⑩シャザーン、それに前走は出遅れ不完全燃焼の④トップナイフの大駆け警戒。
大屋友紀奈の特注
ダービー後はお馴染み九州ダービー栄城賞(佐賀8R・18:15発走)。佐賀皐月賞馬ネオシエルに鮫島厩舎×和田譲Jコンビの同2着テクノゴールド、昨年世代のエースを担ったミヤノウッドリーらが挑みます。兵庫からは下原Jがアストライオスに継続騎乗で参戦。ここまで乗り替わりの続いた同馬、コンビ2戦目の前進に期待。
ハイペースの皐月賞、ジョッキーの不可解なレース運びが散見された①べラジオオペラ。4コーナーでは早々に力尽きたものの、直線で盛り返す姿に心を揺さぶられました。皐月10着に距離不安でノーマークなら。
取捨に困るのが⑫タスティエーラ、今回の来日では冴えないレーンJだが、度重なる鞭の使用回数による制裁を受け現在累積24点。これ以上の制裁は来年の短期免許が許可されるかどうかに関わるだけに、『安全騎乗』で回ってくるようならシーズン一杯買えないジョッキーになるかもしれません。逆に吹っ切れるようならどうでしょう……?