また帰ってきた激突競馬リーグのブログ

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2023/6/14 園田11R 兵庫ダービー(重賞I)


本紙・水上の見解

こちらで「Y原、A岡、O部らは果たして来園するのか」として取り上げた、ビキニボーイの鞍上問題。答えは「3人とも来た」であった。地方重賞のエキストラ騎乗もいよいよアフターコロナと言えよう。

戦前より、今年のダービーは2強のマッチレースとの見立てが優勢である。さらにここまで4競馬場で施行されたダービーシリーズは、全て1番人気馬と2番人気馬が優勝を分け合ってきた。この傾向も両雄を後押しか。

⑥スマイルミーシャは昨年の最優秀2歳馬。休み明けの菊水賞は無敗のクラシック制覇が期待されたが、マイナス20キロの馬体減、さらに勝負どころでは後退してきた先行馬が邪魔になってスムーズに伸びきれない不運にも足を掬われた。体の戻ったのじぎく賞は遠征馬を退け復活していることだし、ここで借りを返せる状態にある。操縦性でこなせる範疇にありそうだが、重箱をつつくなら初距離は不安材料だ。なお、勝てばかつてホームレス馬主として一世を風靡したじぇにゅいんこと、松野真一オーナーは2年振り2度目のビッグタイトル獲得だ。

菊水賞⑫ベラジオソノダラブが二冠を狙う。地元の期待を集めた兵庫チャンピオンシップは中央馬相手に真っ向勝負を挑み、5着に敗れたものの3着もあるかと思わせる力走を披露した。変わらず折り合いの不安はあるが、菊水同様単騎のマイペースで走れそうで大きな問題にはならないか。勝てば管理する坂本和也調教師は史上初の騎手・調教師Wダービー制覇とのこと(主催者に拠る)。偉業達成にも注目しよう。

5戦4勝、前走山特別でJRA馬撃破の⑩オオエアクティブが別路線から惑星に浮上。これまで1400mが最長と未知の舞台ながら、この2戦はいずれも後方からのぶん回しで圧勝中。下原が騎乗した前走はお馴染みの大外ぶん回しながら中央馬を捩じ伏せた。初の重賞参戦ながら、底知れぬ潜在能力で2強に迫る。

⑧ビキニボーイの前走は発馬も良く上手く前々で運ぶことができ、向正面で一気に抜け出しての完勝を収めた。与しやすいメンバーであったこともあるが、先行力がついてきた今なら距離適正を味方に好勝負に持ち込めるだろう。

①グロリアドーロは前走1番人気を裏切る敗戦。馬・騎手共に経験不足もあって、馬ごみで早めに動けなかった時点で終戦してしまった。やはり早めに仕掛けていってしぶとさ勝負に持ち込んでこその馬。一気の鞍上強化、それも同厩クリノメガミエースを度々激走させてきたコンビとあっては不気味そのものだ。

東京ダービーオーナーが送り出す⑨ムーンローバーは叩き3戦を消化し徐々に復調。休養前のジュニアカップは仕掛け所で進路をカットされての4着と、本調子なら終い一脚使ってきそう。馬主のツキもあるだけに……

大屋友紀奈の特注

2018年の兵庫ダービージョッキーは名古屋の岡部誠騎手。この年コンビを組んだ相棒はコーナスフロリダで、オッズパーク地方競馬応援プロジェクト対象のグリーンファーム地方競馬向け競走馬ファンドの一口競走馬でした。それから5年、同プロジェクトから無敗の東海ダービー馬セブンカラーズが誕生。さて鞍上は続けるか。

推奨は②ヒメツルイチモンジ。2歳戦線で見せていた鋭い決め手がなりを潜めているものの、今回はブリンカー着用で変わり身に期待が持てます。ジュニアカップでは出遅れ&不利を受けながら3着。能力は引けを取らないだけに、集中力が続けば上位進出も狙えるでしょう。