また帰ってきた激突競馬リーグのブログ

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2022/9/29 園田11R 姫山菊花賞(重賞Ⅰ)

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【本紙・水上の見解】

9頭と少頭数に落ち着いたが、地元の二線級にとってこのメンバーと相見えるのは酷か。師走の園田金盃、姫路開催の白鷺賞まで続く秋の王道路線を牽引するであろう三強がいきなりの揃い踏み。雨予報でも本場に足を運ぶ価値のあるビッグレースだ。

60%仕上げの余力残しながら、転入初戦を6馬身差Vで華々しく飾った◉④ラッキードリーム。ダートグレードや道営三冠の勲章煌めく、遠征馬でも滅多にお目にかかれない本物のスターホースだ。南関東では惜しくも重賞に手が届かなかったが、とはいえ最終戦となった前々走・橘OPにて4馬身ちぎった2着は'20小倉記念勝ち馬、そこから+3馬身差の3着は'21六甲盃勝ち馬、+3.1/2馬身差の5着は'22六甲盃3着。上積みの大きさを踏まえれば、重賞の大舞台をワンサイドゲームに持ち込んでしまっても何ら不思議はない。

昨年のこの競走以来地元重賞5連勝と、数多の刺客を返り討ちにしてきた○⑨ジンギが始動戦を迎える。前年不覚を取った六甲盃南関東スペシャリストを相手に2番手押し切りの横綱競馬を披露して上半期を締めくくっていたが、秋初戦にしてかつてない強敵とぶつかることとなった。思えば、'19楠賞で持ったまま躱されたリンゾウチャネルもまた道営三冠馬。そして単勝1.8倍の人気を裏切ったのは2年前の姫山菊花賞である。前人未到の金盃3連覇へ、過去の呪縛を振り払い、改めて絶対王政を敷く構えだ。

▲③シェダルがリベンジに燃える。摂津盃はトップハンデに負けず、吉村Jお馴染みの3角捲りロングスパートでジワジワ進出。残り150mでテーオーエナジーを捕らえ、念願の初重賞Vを手にした。このレース、大将格こそ不在だったが、他馬より2kg以上重い斤量を背負っていたことを思えば、十分力を見せつけた走りだった。本質的にシェダルと手があっているかという疑問が残るも、乗り慣れた主戦の継続騎乗も決まり、兵庫大賞典のコンマ1秒差をひっくり返せる態勢は整った。

その摂津盃で2番人気に推された(△△)⑦タガノウィリアムの敗因はよもやの出遅れに尽きるだろう。中央時代含めたキャリア4勝全てが先頭でレースを進められた時に偏っているだけに、道中後方に追いやられた時点で為す術はなかった。本開催後半週は雨予報続き。発馬を決めることが大前提ながら、高速決着になれば一角崩しの可能性を秘める。

2002年のサラ系移行後まだ一度も勝ちの無い南関東勢だが、長距離遠征を苦にしない△①コーラルツッキー、過去7度の勝利全てが右回りと条件が向きそうな⑤アイアムレジェンドの2頭はここでも見劣らない。

 

【トラックマン軍団のもう1頭推させて】

・調教の市川:◎③シェダル=今回も調整中に一頓挫あったが、その不安を払拭する見事な調教の動き。主役からチャレンジャーへ。相手関係は一変するが、この馬自身の力は出せる。[4-0-1-0]と好相性の吉村J継続騎乗も頼もしい限りで、あとは己の競馬に徹するのみ。

・実績の大屋:(△△)①コーラルツッキー=前走の1着馬は重賞8勝を誇る、道営三冠馬に負けず劣らずの女傑。如何にも相手が悪かった印象だ。2歳時に門別から大井へ。南関東転入後には川崎から門別・盛岡へ。長距離輸送も当地の実力派ジョッキーのテン乗りもそつなくこなせる紅一点の軽視は禁物。

・勢いの鳴海:▲⑤アイアムレジェンド=南関下級条件馬vs中部勢と極端にレベルの低かった本年のイヌワシ賞はともかく、平場ながら相手強化の前走でも粘って2着を確保。得意の右回りコースに変わってもうひと伸びを期待したい。同型相手に真っ向勝負のハナ宣言は勝負駆けの証、唯一の遠征騎手・藤本Jの一鞍入魂も高配を呼ぶ。