※本記事は「激突競馬四季報 創刊号」の一部です。最初から読む方はこちら。
激突競馬四季報にお引越しし、装いも新たにいよいよ始まる激馬界のトップジョッキー・井畑康正騎手の新連載。第3回となる今回は、2024年新しく激馬を始めようとしている初心者の初動について。
かつて強いとされていた「安い牝馬を揃える」「タップダンスシチーから強い2歳馬か1億円を手に入れる」が封じられた今、初心者が強くなる方法はあるのでしょうか……
(取材・構成=篠藤望〔BBLスポーツ〕)
▲これまでの定石を封じられて表情を失う井畑騎手。
さようなら、タップダンスシチー
──今回より、激突競馬四季報のいちコーナーに生まれ変わりました。改めて、井畑さんよろしくお願いします。
井畑 そんな固い挨拶はええねん!俺のタップダンスシチーはどうなったんや。
──それでは早速見ていただきましょうか。こちらが、2024年5月……ゲーム内2229年の種牡馬一覧です。
井畑 なんやこれ……俺の知ってる馬が全然おらんで。タップダンスシチーはどこや。トウケイニセイは?
──種付け料50万円なので……あっ、ここにいますね。
井畑 変わってしもうたなぁ……。50万のタップダンスシチーを9割引で付けて9万、種付け料返還されたら41万の儲けか……なんも美味しくないなぁ。
──そもそも、現環境でタップダンスシチーがブックフルになることは無いですね。admin種牡馬はサヨナラ配合対象外になりました。普通に弱い馬が出てくるだけです。
井畑 別のadmin種牡馬にしても、一番儲かるパターンでも2000万ちょっとしか帰ってこんのやな。配合評価無視して変な馬つけるメリットは無さそうやね……。
──同じ「初心者割」では繁殖牝馬の値引率が抑えられました。昔のように400万で買えることはありません。更に年間の市場購入頭数にも、幼駒と併せて5頭までの制限がついています。
井畑 初期資金1億円は変わってへんねやろ。これは今まで通りやっていくのは無理そうやな。
堅実にお金を増やしましょう
──現環境では、これまで使えたお金稼ぎ術が軒並み死んでいるということを分かっていただけたかと思います。
井畑 おん。これは真面目にやっていくしかあらへんわ。
──そのために大事なことをお話しますね。まず、お馴染みの登録画面を見てみましょう。
井畑 昔は「不要」が鉄則やったな。
──個人的には「不要」でもいいと思いますが、かといって自分で選べば良い馬が買えるか?と聞かれると……。なので「繁殖牝馬」を選ぶのはアリかと思います。
井畑 競走馬を貰うのはアカンか。
──登録時期によっては腐りますし、牝馬を買えなければ次世代に繋がることもほぼありません。博打要素が大きいので、これを選ぶくらいなら他の二択にしたいと思います。
井畑 牡馬やと種馬にするのも大変やわな。
──昔は繁殖牝馬を5頭いきなり揃えることも出来ましたが、種付け料の事まで考えると2頭か3頭が無難でしょう。初心者割の使える馬が多くいればぜひ狙ってください。そして、おすすめの種付け相手ですが……
井畑 これは分かるわ。ダート馬で決まりやで!
──……ちなみにその理由は?
井畑 ダートは早くから2歳戦が始まるからな。稼げるチャンスが芝馬より多くなるやろ。
──さすが井畑さん。その通りです。
──ダートが得意な馬は、早くから使えるレースが多い傾向にあります。その分有力な馬が勝ち上がって未勝利クラスから抜けていくのも芝より早くなりがちですし、金欠初心者はダート馬を生産したいところです。
井畑 願わくば、繁殖牝馬もダート得意なのを選びたいな。
──ちなみに、具体的にオススメ種牡馬を挙げるなら……私はアジュディケーティングです。スピード・持続力・健康がS、ダート得意で仕上がりも比較的早くなりそうですよ。
井畑 初心者割でお得に付けれそうやし、脚も早くて丈夫。まさしくスタートダッシュに持ってこいやん。
──是非とも初心者のみなさんのところで、プレイの下地作りに貢献してくれる馬を産んで欲しいですね。
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